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完成披露試写会レポート

東京タワーでのイベントに引き続き、いよいよ一般の方へのお披露目となる完成披露試写会がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われました。

ついに観客へ届けられる日を迎え、まずは登壇者からお客さんにご挨拶。永瀬さんは「この映画を観て皆さんがどう感じるのか、皆さんの反応が楽しみです!ゆっくりご覧ください!」、池田さんは「衝撃とかトラウマ以上の“希望”を与えることができる映画だと思います。ちょうど年末ですし、ポジティブに来年を迎えられるような気持ちになっていただけたら嬉しいです。」、柄本さんは「今観てくださっている皆さんに懸かっています!ぜひこの作品を一緒に盛り上げていただけたら嬉しいです!」、そして監督は「撮影延期もあったので、こうして今舞台に立っていることが嬉しいです。とてもワクワクしています。」とそれぞれ思い思いにコメントしました。

3人ともが個性的な役を演じた本作の役作りについて、永瀬さんは「結構、監督に相談して話し合いました。監督と一緒に作っていった感覚があります。」と明かすと、監督も「永瀬さんとは細かいところも共有しながら作っていきました。永瀬さんとは心中するような想いで挑みました。」と振り返りました。さらに永瀬さんからは「実際演じる中で“私”が引っ張られる部分を感じたので、“先輩”と“黒服”の存在も大きかったです。」と池田さんと柄本さんに感謝のコメントも。池田さんは「“正義に生きる女性=先輩”を、男性からみた女性像だけでなく多角的に演じたかったので、台本を何度も改訂している段階で厳しくいろんな意見を出させていただきました。思っていた以上にたくさん反映してくださっていて、作る段階から携われて有難かったです。」と想いを語りました。柄本さんは「監督とはクランクインする前日まで電話で話していました。“黒服”は黒い服を着ているけど、スピリットが黒いだけで、黒い服が好きなわけではない(笑)。どう演じるか、結構話し合わせていただきました。」とそれぞれ監督と密にやり取りしながら役を作っていたことが明らかに。監督自身は「皆とディスカッションしながら作れたので、事前にそういう時間を持てたのが現場の信頼関係に繋がったと思います。心強かったです。」と役作りだけでなく、監督と役者の関係性も深まり作品のクオリティが高まったと感謝を述べられました。

続いて、永瀬さん演じる主人公“私”が、池田さん演じる“先輩”や、柄本さん演じる“黒服”に大きく影響され、退屈だった毎日が少しずつ変わっていくストーリーにちなんで、“先輩”や“黒服”のような影響を与えてくれた方を尋ねられると、永瀬さんは「僕の人生自体を変えてくれたのは、ジャニー喜多川氏です。僕を中学1年生で見つけてくださって、最後までお仕事に呼んでいただいて、仕事へのやりがいを見つけることができました。たくさん感謝もしていますし、尊敬の気持ちがあります。」とコメント。池田さんは「人生で大きく変化することってあまりないと思うのですが、明確に感じるのは中学1年の時です。雑誌ニコラのモデルになる時にたくさん面接して今の事務所の方にお会いして、当時どう努力したらいいのかわからなかったのですが、ノウハウを教えてくださって成長を促してくださる方に出会えた。今もお互い変化し合う関係を築けています。」と話し、柄本さんは「たくさんいらっしゃるのですが、一番は妻との出会い。お互いに大きい選択をして、いい影響を与え合えていると実感があります。」と少し照れながらお話しされました。それを受けた永瀬さんが「お子さんの写真を見せてくださる時の柄本さんの笑顔が可愛いんです(笑)。お話を聞く中でこうした一面を知れるのが嬉しいです。」と明かす場面も。監督は「大学時代に知り合った方々と、まさにこの作品で再会できたのでそういった意味で忘れられない作品になりました。自分のスタイルを分かち合うことができて、僕にとっての“黒服”が現場にたくさんいました。」と感慨深く答えられました。

また、クライマックスでは“私”が「東京破壊計画」と「たったひとつの恋」の二択しか選べないという状況に陥ることから、“選ばなければいけない”という立場の場合、恋と破壊、どちらを選択をするかという問いを尋ねられると、永瀬さんは「恋です。」と即答。池田さんも「“東京破壊”は良くないですからね…恋じゃないですか?」と続け、柄本さんも「破壊はちょっと…」と考える余地なく回答。最後に監督も「恋ですね。」と全員迷わず“恋”を選んでいました。

最後に、監督は「この時代にこの作品を公開できることに意義を感じています。観終わった後にいっぱい話したくなると思うので、ぜひいっぱいお話してください!ちょっとでも心が軽くなったり、勇気が宿ることを祈っています。」とコメント。永瀬さんは「皆さんそれぞれ違う悩みを抱えて生きていると思います。その悩みのどれか一つだけでも軽くなったり、何か挑む時に背中を押すことができる映画だと思います。全身全霊で作った作品なので、映画を観て感じたことをぜひ共有してほしいですし、ぜひお力添えいただけると嬉しいです!」と熱い想いとともにイベントを締めくくりました。

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