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8月27日(金)に公開を迎えた、M.ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』。本作を、いち早く鑑賞された各界の著名人からコメントが到着しました。

【コメント一覧】  *順不同、敬称略

■松浦 壮 (物理学者・慶應義塾大学)

OLDはただのスリラーではありません。1日で50年の時が流れるビーチは人生の縮図。あなたは否応なく人生の意味に向き合うことになるでしょう。人にとって時間とはなにか。この問いをこれほど強烈に発する映画を私は他に知りません。

豊田エリー (俳優・モデル)

砂の城が崩れるほどの時間で、一生が過ぎてしまうなんて。
美しい海が広がっているのに、こんなにも閉塞感を味わうなんて。シャマラン監督のイジワル!
でもなぜだろう、妙な清々しさが胸に残った。

村山章 (映画ライター)

あの手この手で異様な状況を盛り上げる、お得意の“シャマランマジック”の先に、こんなにも優しい話が待ち受けていたとは! たった一日で生命の誕生から人生の黄昏時まで駆け抜ける、シャマラン流哲学ファンタジー。

■あんこ (映画大好き芸人)

玉手箱を開けた時よりも怖い老いるビーチ!隠されたビーチの真実はシャマラン濃度120%!恐怖と驚きの連続で、鑑賞後一気に老け込みました…こんな映画シャマランしか撮れないよ!!一時もゆっくりできない最恐のバカンス映画です!

■伊藤聡 (会社員兼ライター)

シャマランによる、シャマラニストのための、シャマラニズム全開の新作『オールド』。映画にめまいと陶酔を求める観客の期待に、ここまで応えられる監督は彼しかいない。炸裂するシャマラン・マジックを目撃せよ。

■ジャガモンド斉藤 (お笑い芸人)

シャマランが作った過酷な人生ゲーム。
主人公たちは「ビーチでバカンス。1歩も進めない」と書かれたコマに止まってしまった。
ここでは未来に待ち受ける「老い」を強制的に前借りさせられる。
景色は美しい!しかし、ここは確かに地獄だ…。

■清水あいり (グラビアタレント)

減る事はあっても決して増える事はない大切な「時間」。このテーマに真っ向から向き合えた作品は、私史上初めてでした。一日で残りの人生が終わってしまうとしたら誰とどう過ごすのか?深く、深く考えさせられる作品です。

■あろまほっと(M.S.S Project) (ゲーム実況者)

謎の異常な状況とクローズドサークル。
これこそシャマランの真骨頂!どこをとってもシャマラン節大炸裂!
老いる恐怖と老いるからこそ得られるモノそして失うモノ。
何が正義で何が悪なのか?
その全てが詰まっている。
今のこの世の中だからこそ観るべき作品。

長谷川町蔵 (文筆家)

「今年の夏、ビーチ・リゾートでのんびりしたかったなあ」と思っているそこの貴方、「行かなくて正解」と『OLD』の登場人物たちが言ってますよ!

■人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)

ユニークなアイデアだけでなく、それに確かな説得力を持たせるディテールと丁寧な人物描写こそがシャマランの強みだと改めて認識。超速老化は想像以上に恐ろしく、あらゆるシチュエーションスリラーの中でもトップクラスで体験したくない地獄が待ち受ける。

内田夕夜 (「ミスター・ガラス」、「スプリット」、「モーターサイクル・ダイヤリーズ」担当声優)

この映画を担当する声優は
”1分毎に老けて行く人間”という
新しい境地を生み出さねばならないだろう

岡奈なな子 (Youtuber)

「あなたが明日死んでしまうのなら」
何を思い、誰を想い、どう行動するだろう。
常識は時間に支配されている。
時間が変われば常識も変わる。
それでも変わらないものも確かにある。大切な物が何かを再確認できる作品。

■ゆっきゅん (歌手)

時間の狂った島の1日を2時間で観るのだから、私の時間感覚も平常ではいられなかった。
目の前で急速に変化する他人には驚きながら、誰かに言われるまで、鏡を見るまで、自分の変化を見つめられないことにも愕然とした。
時間も映画も恐ろしい。

大島育宙 (芸人・映画YouTuber)

シャマランの本気。予想を遥かに上回る畳み掛けに映画館の時空まで歪んだかと錯覚する体験。映画館を出た後、時計の針のスピードは元のそれではない。どんな時間術のハウツー本を読むより身になる「時は金なり」の寓話だ。

貴志祐介 (作家)

このビーチは、いったい何なんだ? 緊迫感と不条理さにおいては、ナイト・シャマラン監督史上、ナンバーワンかもしれない。息つく暇もなくスクリーンに見入り、人生とは何かについて深く考えさせられてしまった。

この度、シャマラン監督を始めとした、製作スタッフ陣が撮影時の貴重なエピソードを語る特別映像が到着しました。

開口一番に「現場での撮影準備はまさに悪夢だった」とシャマラン監督が語る本作の撮影は、2020年新型コロナウイルスの世界的な流行によって、あらゆる主要都市がロックダウンされていた時期に行われた。

場面設定はほとんど一か所のみだったため、その撮影箇所を探すことが製作者にとって最重要タスクとなった本作。撮影の準備として、まずは主な舞台となる美しいプライベートビーチ、そして2つ目はホテルのロケ地探しから始まり、間もなくカリブ海に目を付け、中でもドミニカ共和国を検討することに。シャマラン監督と主なスタッフたちは3か所を候補として挙げ、最終的に、息を飲むほどの美しい景観だけでなく、本作の世界観に必須となる適度な孤立感を持つサンタ・バーバラ・デ・サマナマジェスティック・ビーチを主な撮影場所に決めた。このドミニカ共和国での撮影は、シャマラン監督において、初の試みである米国外での撮影となり、過去に『ヴィジット』(15)、『スプリット』(17)、『ミスター・ガラス』(19)といった近年のシャマラン監督作品で何度もタッグを組んできた製作のマーク・ビエンストックも「撮影は苦労の連続だった」と語るように、コロナ禍というだけでなく、ドミニカ共和国という小さな国での撮影だったため必要な備品や人材をすべて準備して現地入りしたこともあり過酷だった様子。

美術監督のネイマン・マーシャルは、「崖に周囲を囲まれ周囲と遮断されたビーチという発想は面白い仕掛けだ。視覚的にも物語的にもね。思わずシャツを脱いで飛び込みたくなるような海だ」とロケ地として選ばれたサマナのビーチの魅力について語る。しかし、悪夢のような撮影準備期間を乗り越えたスタッフたちを待ち受けていた障害はコロナウイルスだけではなく、ようやくロケ地が決まったものの、撮影期間は運悪くハリケーンのシーズンと重なってしまったという。「文字どおり世界中を探し回ったよ、私の頭の中にあるようなビーチをね。結局カリブ海で撮ることになったが、コロナもハリケーンも保険に入れなかった。そして崖を作ったところで、ハリケーンに襲われた。リスクの多い撮影だった」と当時起こったハリケーンによる壮絶なアクシデントについて語るシャマラン監督。しかし、そんな中「限られた時間で撮るからミスはできない。1日だって延期できない中、本作を撮り切れたことを誇りに思うよ」と、コロナウイルスやハリケーンなど数々のアクシデントや制約を乗り越えて完成した本作に自信を覗かせている。 コロナ禍の真最中に撮影されたことで、意図せず隔絶を強いられた世界の現状ともシンクロすることになった本作は、いよいよ本日8月27日(金)より全国公開!純度100%の《シャマラン映画》でありつつ、混迷の時代に生きるわれわれに届けられたネクストレベルのエンターテインメントを、戦慄と興奮とともに是非体感してください。

日本の公開に先駆け、7月23日(金)より全米でついに公開した『オールド』。

7月23日(金)~7月25日(日)の週末3日間で1,651万ドル(日本円=約18億2270万円)を稼ぎ、初登場No.1のスタートを切りました。

(※数字は7月26日付け、Box Office Mojo調べ)。

この全米公開に合わせプレミアイベントが開催され、本作のメガホンをとったM.ナイト・シャマラン監督ほか、ビーチに訪れる一家の父親役を演じた主演のガエル・ガルシア・ベルナル、アレックス・ウルフ、エリザ・スカンレン、トーマシン・マッケンジーらが、物語の舞台となるビーチをイメージした砂が敷き詰められた“サンドカーペット”に登場しました。

砂の“レッドカーペット”について「素晴らしい!」と笑みを見せ、「このような機会でプレミアを開催出来るのは素晴らしいことだよ。僕自身はよく劇場に足を運んでいるんだ。メキシコでは劇場が営業しているからね」と、劇場が再開し、多くの人が本作を劇場で観てくれる事に期待を寄せたガエル。また、シャマラン監督作品でのお気に入りポイントについて問われると、「監督は真の映画人そのものだ。物事へのアプローチ、映画に関する知識や言語を自由自在に操ることが出来る。多くの試みをしてそれを随所に活かしている。創造力に満ちた雰囲気づくり、世界観を現場にもたらす方法を知っている。リスクも伴うけどリスクを冒してチャレンジしていかないと良いものは生まれないと思う」と魅力を明かしました。

シャマラン監督もまた「このプレミアの開催日を選んだ時はまだコロナ禍で、上手く行くことを願っていたよ」と、プレミアを無事に開催することができたことに安堵の表情を見せながら、「劇場での映画鑑賞が最高のアートである理由は、1つの空間で観客同士が影響しあうなどたくさんある。1人で映画鑑賞、読書をしても自分自身の世界観や感想しか生み出さないが、500人以上の見知らぬ人と鑑賞することで色々な視点を共有することが出来る。集団の世界観は素晴らしく、13歳の少女だって50歳の男性に影響を与える。例えば少女が何かに笑っていたら男性は笑うところなのか?と考え始める。反対に男性は13歳では考えが及ばない深い何かのヒントに繋がる考えに辿り着くかもしれない。皆が互いに影響し合う。こうやって集まれるということは素晴らしいことだ。」と、劇場体験がもたらす素晴らしさについて語りました。

コロナ禍でオーディションを実施し撮影を行い、1800万ドルもの製作費を監督自らが出資するほど肝いりの本作。実は本作のアイディアは、シャマラン監督の娘たちが父の日にプレゼントしてくれた“サンド・キャッスル”というグラフィックノベルが原案になっているとのこと。期待が高まるシャマラン監督の最新作にご期待下さい!

本作の舞台となるビーチに、若い女性と思われる日焼けした健康的な右手と右足、そして、その反対側には年老いたことを感じさせる皺が刻み込まれた左腕と骨がむき出しとなっている左足が写し出されている本ビジュアル。

バカンスに出かけ、美しい眺望が広がる秘境のビーチで各々に楽しむも、自分たちがなぜか急速に老け込んでいる事に気づき、脱出不可能な状況でパニックに陥ってしまうある家族の姿を描く『オールド』。「そのビーチでは、一生が一日で終わる。」というキャッチコピーが表すように、異常な速さで進んでいく“時間”を象徴したビジュアルとなっています。

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